Web Marina

日々の業務や勉強などで得た知識をアウトプットしていきます。

【SQL】テーブル結合 ー外部結合ー

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こんにちは、マリンです。

前回の続き、次は外部結合についてです。

内部結合についてはこちらです⬇️

song-of-life.hatenablog.com




外部結合

外部結合は、結合したテーブルの指定したカラムの値が一致するものに加え、

どちらかのテーブルにしかないレコードも取得します。

どちらかというのは、基準とするテーブル(つまり左か右か)によって変わります。


例に使うテーブル構造を記述しておきます。

[cars]

belongs_to :owner

id name owners_id
1 crown 1
2 vellfire 1
3 stepwagon 3
4 legacy 2
5 elgrand

[owners]

has_many :cars

id name
1 ichiro
2 jiro
3 saburo
4 shiro




基本構文

SELECT カラム1, カラム2,... FROM テーブル1
LEFT(RIGHT) OUTER JOIN テーブル2 ON 条件

LEFTまたはRIGHTはどちらのテーブルを基準にするかを示しています。

  • LEFT OUTER JOIN: 左側(テーブル1)を基準結合

  • RIGHT OUTER JOIN: 右側(テーブル2)を基準に結合

例えばLEFTであればテーブル1が基準となり、

並び順や、前述したこちらのテーブルにしかないレコードも

テーブル1の物が表示されます。




詳細

それでは例を使った詳細です。

なお、railsでの方法には私が職場でよく使用するincludesをご紹介します。

*内部、外部ともに様々な方法がありますが、

 現時点でよく使うもの以外は理解が浅いので、

 内部はjoins、外部はincludesのみご紹介させていただきます。




[SQL]

SELECT * FROM cars
LEFT OUTER JOIN owners
ON cars.owner_id = owner.id

LEFT OUTER JOINなので、carsが基準テーブルになります。




[Rails]

Cars.includes(:owner)

こちらが基本形。

includesは厳密には外部結合ではないようですが、

同等の値を取得することができます。




上記を実行すると

  Car Load (1.2ms)  SELECT "cars".* FROM "cars"
  Owner Load (12.8ms)  SELECT "owners".* FROM "owners" WHERE "owners"."id" IN (6, 1, 4)

と言うSQLが発行されます。

ご覧の通り、まずcarsの全カラムを呼び出し、

その後上記のowner_idを元にownersの該当レコードを取得しています。

ちょっと二度手間感がありますね。

そんな時はreferencesを使います。


includesとreferencesをセットで使う

先ほどの基本形でも取れる値は同じなのですが、

もっとスマートに1回のSQLでinclude先のレコードも取ってくることができます。

それがreferencesメソッドです。

Car.includes(:owner).references(:owner)

これを実行すると

SQL (0.2ms)  SELECT "cars"."id" AS t0_r0, "cars"."owner_id" AS t0_r1, "cars"."name" AS t0_r2, "cars"."created_at" AS t0_r3, "cars"."updated_at" AS t0_r4, "cars"."dealership" AS t0_r5, "cars"."display_order" AS t0_r6, "owners"."id" AS t1_r0, "owners"."name" AS t1_r1,"owners"."created_at" AS t1_r2, "owners"."updated_at" AS t1_r3
 FROM "cars"
 LEFT OUTER JOIN "owners"
 ON "owners"."id" = "cars"."owner_id"

となります。

ご覧の通り、SQLは1回のみでownerのレコードも取得できています。




上記を見ると、

LEFT OUTER JOINになっていますね。

includesだけではこうはなっていなかったので、

外部結合として使うのであれば、こちらがお作法的には正しいのかな?

なんて思ったりしました。




Ownerのカラムを使う

上記のまま、例えば

Car.includes(:owner).references(:owner).each do |car|

    car.owner.name

end

とするとおそらく

NoMethodError: undefined method 'name' for nil:NilClass と出てきてしまうと思います。

オーナーのいない車もテーブルに入っているため、

そこのオーナー名が引っかかってしまっているわけですね。




このような時はtryを使うと便利です。

  • try:対象がnilでない場合のみメソッドを呼び出す。

つまりowner ? owner.nameと同じことをやってくれるということです。

tryの方が短く済んで良いかなと思います。




Car.includes(:owner).references(:owner).each do |car|

    car.owner.try(:name)

end

これできちんとオーナーの名前も取得でき、もしオーナーが空の場合には取得しない。

ということが実現できます。




まとめ

今回はincludes&referencesの方法をご紹介しましたが、

他にもeager_loadpreloadなどもあります。

内部結合でも様々な方法がありますので、

ご興味のある方は調べてみてください。

なかなか奥が深い上に咀嚼に時間のかかるテーブル結合でした・・・

自分で色々試しながら理解してきましたが、

まだまだ自信がない部分も多々あります。

何か間違っているところなど御座いましたらぜひご教示ください。

最後に、今回こちらの記事に大変助けられましたのでご紹介しておきます。

qiita.com

【SQL】テーブル結合 ー内部結合ー

f:id:song-of-life1352607:20170220105406j:plain

こんにちは、マリンです。

今回はSQLの内部結合と外部結合についてです。

まさかこの私がSQLについての記事を書く日が来ようとは…

〇〇結合とは?

まずはそもそものお話しです。

〇〇結合とはなんぞ?

は?そこから?と思った方は飛ばして下さい。


データベースからデータを取り出す際、

基本は「一つのテーブルから条件に合致するデータを取り出す」

だと思います。


ではもし、「欲しいのはこのテーブルのデータだけど、

あっちのテーブルと一致するやつで検索したいんだよなぁ〜」

と言うときは?

SELECT * FROM sample_tables

だけでは探せないですよね。

この場合検索条件に出せるのはここで出たsample_tablesのカラムだけです。


こんな時に使えるのが〇〇結合です。

予め関連づけられたテーブルを一時的に結合させ、

それぞれのカラムを使った検索条件で絞り込んだデータを、

結合させて取得する事が可能になります。


では次からはその結合方法について解説しますので、

その前に例として使うテーブル構造をば。

[cars]

belongs_to :owner

id name owners_id
1 crown 1
2 vellfire 1
3 stepwagon 3
4 legacy 2
5 elgrand

[owners]

has_many :cars

id name
1 ichiro
2 jiro
3 saburo
4 shiro




内部結合

内部結合は、それぞれのテーブルから

指定したカラムの値が一致するレコードだけを結合します。

ポイントは、「一致するレコードだけ」という点です。

一致しないものや、そのカラムがnilのものなどは除外されます。


基本構文

SELECT カラム1, カラム2,... FROM テーブル1
INNER JOIN テーブル2 ON 条件

テーブル1からカラム1、カラム2...を撮ってきた後、

結合の条件に従ってテーブル2からも値を取得し、

一致したものを結合します。

SELECTを指定しなければテーブル1の全カラムが対象になります。


詳細

では例を使って詳細を解説します。

ここからはRailsでの書き方も追加します。

[SQL]

SELECT * FROM cars
INNER JOIN owners
ON cars.owner_id = owners.id

[Rails]

Car.joins(:owner)

carsテーブルとownersテーブルを結合し、

cars.owner_idowners.idの値が一致するレコードをくっつけます。


これを実行すると

irb():001:0> Car.joins(:owner)
  Car Load (6.5ms)  SELECT "cars".* FROM "cars" INNER JOIN "owners" ON "owners"."id" = "cars"."owner_id"
=> #<ActiveRecord::Relation [#<Car id: 1, owner_id: 1, name: "crown", created_at: "2018-04-26 03:41:31", updated_at: "2018-04-30 16:06:58">,
 #<Car id: 2, owner_id: 1, name: "vellfir", created_at: "2018-04-28 16:14:28", updated_at: "2018-04-30 16:07:50">,
 #<Car id: 3, owner_id: 3, name:"Stepwagon", created_at: "2018-04-29 06:33:21", updated_at: "2018-04-30 16:07:58",
 #<Car id: 4, owner_id: 2, name: "legacy", created_at: "2018-04-29 06:33:38", updated_at: "2018-04-30 16:08:08">]>

こんな感じで条件に一致するレコードが取得できます。

一致していない(owner_idがない)carsの

id: 5, name: "elgrand"は除外されています。


基準となるのがFROMの方のテーブルなのでcarsのレコードが表示されていますが、

結合されているのでINNER JOINownersの値も取得できます。

そちらも検証してみました。

INNER JOINの方のカラムを取得する場合にはSELECTでそのカラムを指定する必要があります。

 詳しくは補足をご覧ください。


【番外】結合した方のカラムの値を取得してみる

結合後のレコードからownersnameを取得してみます。

  • nameというカラム名が両テーブルでかぶっているので、結合時に別名をつける。

[SQL]

SELECT cars.*, owners.name AS owner_name
FROM "cars"
INNER JOIN "owners"
ON cars.owner_id = owners.id

[Rails]

def self.list_by_ownerid
    @cars = Car.joins(:owner).select("cars.*, owners.name as owner_name")
end

SELECTの中でowner.nameowner_nameに変更して値を取得します。




次に、上で取得・連結したレコードの中からrailsowner_nameを取り出します。

Car.list_by_ownerid.map {|car| car.owner_name}

上記を実行すると

SELECT cars.*, owners.name as owner_name FROM "cars"
 INNER JOIN "owners" 
ON "owners"."id" = "cars"."owner_id"
=> ["ichiro", "ichiro", "saburo", "jiro"]

と結果が出るはずです。


並び順などに注目していただくとわかりますが、

carsテーブルが基準となっているので、

車が2台登録されている"ichiro"は2回出て、

並び順はcars.idの順番に並んでいます。


まとめ

最後に内部結合のポイントをまとめておきます。

  • 値が一致したレコードのみを取得、結合する

  • 基準となるテーブルは右側(FROM)のテーブル

  • 基準テーブルは並び順などに関係してくる

基準テーブルについては結合全体で関係してくることです。

次は外部結合について書きたいと思います。


補足

「内部結合/詳細」の中で

基準となるのがFROMの方のテーブルなのでcarsのレコードが表示されていますが、

結合されているのでINNER JOINownersの値も取得できます。

と書きましたが、

これはその後の番外で解説したSELECT句に結合する方のカラムを指定した時のみ、

そのカラムの値を使用できるようです。


試しにOwnerモデルの方でCarsをjoinして以下のようにやってみましたが、

NoMethodErrorが出ました。

# Model
def self.owner_list
    @owner = Owner.joins(:cars)
end

# View
# dealership: ディーラー名
<% Owner.owner_list.each do |owner| %>
    <%= owner.dealership %>
<% end %>

モデルを以下のように書き換えるときちんと表示できました。

def self.owner_list
    @owner = Owner.joins(:cars).select("owners.*, cars.dealership")
end

【jQuery】Ajaxでサーバー側にアクセスする

f:id:song-of-life1352607:20180113005923j:plain

こんにちは、マリンです。

今更ながら、「Ajaxでサーバーのアクセスする」と言う意味がわかりました。

というか、それで何ができるのかということがわかったので、

嬉しくて思わず書き記したくなりました。


Ajaxとは?

ウィキペディアによると、

Ajax(エイジャックス、アジャックス)は、ウェブブラウザ内で非同期通信を行いながらインターフェイスの構築を行うプログラミング手法である。XMLHttpRequest(HTTP通信を行うためのJavaScript組み込みクラス)による非同期通信を利用し、通信結果に応じてダイナミックHTML (DHTML) で動的にページの一部を書き換えるというアプローチを取る。

……え、なんて??

理解力の乏しい私にはなかなかです。。。

順を追って噛み砕いてみましょう。


従来とAjaxの違い

通常のデータ通信は同期通信と言って、

クライアントがサーバーへリクエストを送り、

そのレスポンスを受け取って画面遷移を行うという流れです。

クライアントとサーバーのリクエスト・レスポンス、

それぞれの送受信のタイミングが揃っていないといけないので、

レスポンスが帰ってくるまでの間他の処理はできません。

双方が同期しているので、同期通信です。


一方ここにある非同期通信とは、

「リクエストは送るが、レスポンスが帰ってくるのを待たない」

という通信方法です。

待たないということは、その間に別の処理を行えるということです。


更に「ウェブブラウザ内で」という点もポイントです。

つまりJavaScriptがこの送受信を行ってくれるので、

画面遷移をしなくて済むということです。


よくある例ですが、Google mapで見てみましょう。

Google mapは地図をドラッグすると、自動的に新しい未表示部分を表示してくれますよね?

これはJavaScriptが足りない地図を非同期通信でリクエストしてくれているからです。

レスポンスを待たないのでドラッグし続けられるし、

画面遷移しないのでいちいちリロードすることもありません。


つまるところ

XMLHttpRequest(HTTP通信を行うためのJavaScript組み込みクラス)による非同期通信を利用し、

リクエストは送るけどコレ非同期通信だから、


通信結果に応じてダイナミックHTML (DHTML) で動的にページの一部を書き換えるというアプローチを取る。

結果出たらそれに合わせて画面調整するから教えてね。その間に先進んどきます!


ということを可能にする仕組みがAjaxです。

語弊があったら指摘してください!!


Ajaxを使ってサーバーにアクセスする

さてここからが本題です。これによって何ができるのか?

まぁ、上にあげたことが全てではあるのですが、

理解が浅かったせいで気づかなかったんですね。

JavaScriptを使ってサーバーにアクセスするってことは、

ブラウザ側でデータ扱えるってことじゃないですか!


仕事でjQueryとかも書くようになってきた最近。

「あ〜。。。でもここJSだからデータ取ってこれないもんなぁ〜。。。」

ってことが度々ありました。

これを解決してくれるわけですね!

いや、そもそもそのためでしょ?ってのはよくわかってますから!

なので今更ながらAjaxの利用価値に気づいたというお話です。


使い方

では使い方。むしろ本題はこっちか。

Railsを使っているのでCoffeeScriptの記述方式です。

jquery-rails 4.3.1を使っています。

$.ajax "url"
    success: (value) =>
        // 通信成功時の処理内容
    error: =>
        // 通信失敗時の処理内容

$.ajax "url"

urlのサーバーにアクセスします。


success: (value) =>

これ以降に通信に成功した時の処理を記述します。

引数のvalue(名前は自由)にサーバーから返された値が入ります。


error

これ以降に通信に失敗した時の処理を記述します。

引数を取る場合はsuccessと同じようにしてください。


因みに、サーバー側から返す値はJSON形式にする必要があるようです。

def return_jquery
    # result = 処理
    render json: result
end

こんな感じで。


以上となります。

理解できたことが嬉しくて書きましたが、

単に自分の理解力の無さが露呈しただけで終わりました。。。

ご指摘がございましたらぜひともご教示ください。

【Ruby】RubyでURLにクエリ情報を追加する

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こんにちは、マリンです。

現在上司からjQueryの本を貸していただき、

その中から出された課題を解いています。

PHPを使ってYoutube Data APIにアクセスし動画情報を取得。

それをjQueryからAjaxを使って表示するという内容で、

PHPの部分をRubyに置き換えて行うというものです。


未だ課題クリアに至らないのですが、

その過程で学んだ様々なことを忘れないように書き記しておこうと思います。

今回は「RubyでURLにクエリ情報を追加する」というものです。

ちなみにこの課題、よせばいいのにRailsを使わず、

あくまでRubyだけで頑張っています。。。





Youtube Data API

そもそもYoutube Data APIとはなんぞや?

それはGoogleが提供するAPIの一つで、

Youtubeの機能をお手軽に使わせていただけるありがたい便利ツールです。


基本的にはお目あての機能のURLにアクセスすることで使用可能です。

(ただ書籍の仕様とはちょっと変わったみたいで、

APIキーなどの取得が必要となり、

まずそこで困惑したことは秘密です。。。)


今回はAPIのお話ではないので詳しい使い方は省きますが、

アクセスする際に特定のクエリパラメータを渡す必要があります。

今回はその部分をRubyを使って実装しよう!というお話です。


Youtube Data APIの使い方はこちらをどうぞ

YouTube Data API の概要  |  YouTube Data API (v3)  |  Google Developers




URLを書き換える

ソースコード

Rubyは2.4.0を使っています。

require 'uri'

uri = URI('https://www.googleapis.com/youtube/v3/search')

uri.query = URI.encode_www_form({
    part: 'snippet', q: ’〇〇', key: '〇〇'
  })

.query=.encode_www_formを使うため、

RubyのライブラリからURIライブラリを読み込んでいます。

class URI::Generic (Ruby 2.4.0)




詳細

Youtube Data APIURI

まず最初にYoutube Data APIにアクセスするためのURIを変数に入れています。

uri = URI('https://www.googleapis.com/youtube/v3/search')

今回使用する昨日は動画検索機能なので、

最後にsearchという文字が付いています。


.query=

RubyURIライブラリのURL::Genericクラスのメソッドです。

対象のインスタンスのクエリを設定します。

ここでは、youtubeのsearchのURIを格納したuriに対して設定しています。

uri = URI('https://www.googleapis.com/youtube/v3/search')

uri.query = ~




URI.encode_www_form

RubyURIライブラリのURIモジュールのメソッドです。

引数からapplication/x-www-form-urlencoded 形式の 文字列を生成します。

application/x-www-form-urlencodedはこちら

リクエストとレスポンスの仕組み



引数には通常は[key, value]の配列の形で渡します。

[key, value]の形ならハッシュも可です。

今回はAPIにパラメータを渡すために使用しています。

uri.query = URI.encode_www_form({
    part: 'snippet', q: ’〇〇', key: '〇〇'
  })

各パラメータの説明はこちら

Search: list  |  YouTube Data API (v3)  |  Google Developers

keyには最初の登録で取得したAPIキーを入れます。


まとめ

URIの書き換えはAPIに限らず役に立つと思うので、

今回勉強できてよかったです!

ついでにエンコードらへんの仕組みとかもサラッとなでれたし、

今度参考にさせていただいた記事をじっくり読み込んでみます。


ちなみに、現在Rubyでアクセスした結果をAjaxを使ってjQueryの方で処理する段階で、

なぜかRubyの実行結果ではなく、ソースコードがそのまま渡ってくる謎現象にハマっています。

お心当たりのある方、よろしければご教授願います。。。

【jQuery】要素をコピーする

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こんにちは、マリンです。

今回は要素をコピーする方法をご紹介しようと思います。

概要

ユーザー一覧を表示しているテーブルの行にコピーボタンを表示。

そのボタンを押すとその行のコピーを直下に挿入します。

userモデルにはnameとemailのカラムがあるとします。

コントローラには@users = User.allを記述しておきます。


ソースコード

views/users/index.html.erb

<table>
  <tbody>
    <% @users.each do |user| %>
      <tr class="copy-row">
        <td><%= user.name %></th>
        <td><%= user.email %></th>
        <td><%= link_to 'copy', "#", class: 'copy-user' %></td>
      </tr>
    <% end %>
  </tbody>
</table>

<script>
  users.copy();
</script>




assets/javascripts/users.coffee

class UsersController
  copy: ->
    $('.copy-user').on 'click', () ->
      currentRow = $(@).parents('.copy-row')
      currentRow.clone(true).innsertAfter(currentRow)
      false
this.users = new UsersController

解説

HTML

まずはビューの方の解説です。

あまり説明することはないのですが...


<tr class="copy-row">

行全体をコピー対象にするためtrにクラスをつけます。

trだけでも良いのですが、もし入れ子になっていた時など、

予期しないtrを取ってこないためにも指定した方が安全だと思います。


<td><%= link_to 'copy', "#", class: 'copy-user' %></td>

ここがコピーボタンになります。

link_toである必要は特にないのですが、

jQueryのソースの最後に使っているfalseの説明のためこれにしました。

copy-userと言うクラスをクリックのセレクターにします。


<script>
  users.copy();
</script>

jQueryの呼び出しです。


CoffeeScript

では本題のjQueryの部分です。

class UsersController
  .
  .
  .
this.users = new UsersController

まず最初と最後のこの記述ですが、

このように書くと、HTMLの最後に書いたような記述で

メソッドを指定して呼び出すことができます。

仕組みについては現在勉強中です。すみません...

ちゃんと理解したらまた記事に書きます。


$(.copy-user).on 'click', () ->
    currentRow = $(@).parents('.copy-row')

まずはリンクをクリックした時に、

そのリンク(またはボタン等)の親の行を持ってきます。


currentRow.clone(true).innsertAfter(currentRow)

ここがキモです。

まずcurrentRow(コピー対象の行)をclone(true)でコピーします。

引数のtrueで対象のイベントや変数もコピーしてくれます。


ちなみに(true, false)と第2引数をとることもでき、

この場合は子要素のイベントはコピーされません。

こちらを参考にさせていただきました。

jQuery リファレンス:clone


次にinnsertAfter(currentRow)でオリジナルの直下に挿入しています。

.cloneはただ要素の中身諸々をコピーするだけですので、

このように必ずどこかに表示してあげないと画面には反映されません。


なお、もしコピーする行に固有のidとかが付いていた場合、

それも一緒にコピーしてしまって予期しない動作が起こったりしますので、

その場合はそれらを削除する必要があります。

(私の場合はid番号が付いていてdeleteでオリジナルも消えました...)

コピーの動きについては以上です。


補足

コピーの話とは関係ありませんが、最後にあるfalseについてです。

これは該当要素の本来の動きを打ち消してくれるようです。


今回で言えばクリックの対象をlink_toにしていました。

falseなしだとクリックした時に、一瞬行が表示されて、そして消える。

というような不可解な挙動をしたりします。

これはクリックイベントの処理の後にlink本来の動きをしたために起こることです。

この動きを打ち消すことで消えることなく無事表示されます。


まとめ

要素をコピーして表示するというのは結構見かける機能な気がします。

今回はただ単に一覧の行をコピーして入れただけですが、

実際には複数のデータを一括で編集するフォームに実装しました。

覚えておけばまたどこかで使えそうです。

なんだかんだ1年経ってた。

今回は何のためにもならないボヤキです。

タイトルの通りなんですけど、

年明けて改めて初投稿の日付け見たら

とっくに1年経ってましたww

と言うお話し。(笑)


この1年、あっという間ではありましたが、

それなりに環境は大きく変わったなと思います。

適当に何となく独学してた1年前から、

バイトを始めた約半年前。

てか大きく変わったのは半年前か…


あの時思い切って一歩踏み出して本当に良かったと思います!

基礎的な勉強だけでは分からなかった、

というか私の勉強方法では絶対に分からなかった事を沢山学びました。

まだ全然足りてないんですけど…


今さらですがブログの名前、

「主婦がアプリをリリースするまでの軌跡」

なんですよね。

なんて大それた名前付けちゃったんだろ…(笑)

でも今ならちょっとしたものなら作れる気がする!


とは言え、未だ職場でちゃんと戦力になれていなくて焦ってるので、

実現はまだまだ先になりそうです。

(アイデアも全然浮かばないし)


ということで、

1年経ってもブログ名の目標を達成していない事への言い訳でした。

とりあえず上半期の目標は、

バイト始めて1年になる7月までにはせめて、

ちゃんと戦力になって完全在宅になっている事を目指します!(笑)

【jQuery】クリックでテーブルの行をハイライトさせる。

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皆さん明けまして(だいぶ経ちますが)おめでとうございます。

本年もまったり更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。


さて、2019年最初の一発目は、

jQuryです!

最近「勉強してください・・・」と上司にガッカリされましたorz

今回は、クリックしたテーブルの行をハイライトさせてみました。

ポイントはハイライトなので”1行だけ”というところです。

クリックした行全ての色が変わるのを防止します。




ソースコード

今回のコードはCoffeeScriptで書いています。

(基本Railsで書いてるので...)

highlightRow: ->
    $('.select-row').off 'click'
    $('.select-row').on 'click', () ->
        currentTr = $(@).parents('tr')
        if currentTr.hasClass('selected')
            currentTr.removeClass('selected')
        else
            $('tbody>tr').removeClass('selected')
            currentTr.addClass('selected')

select-rowというクラス名のボタンをクリックすると、

その行をハイライトし、もう一度クリックすると消えます。


// ハイライト用のスタイル
.selected {
 background-color: #f5f5f5;
}

ハイライトをする行にはclass="selected"を付け、

スタイルシートselectedにハイライト用のスタイルを適用させます。

ハイライトのON/OFFはこのselectedの有無で切り替えます。


解説

ハイライトOFF

まずは最初からハイライトを消すところまでです。

// 読み込まれた際に一度イベントハンドラーを削除。
$('.select-row').off 'click'

$('.select-row').on 'click', () ->
    // クリックされたselect-rowの親のtrを持ってくる。
    currentTr = $(@).parents('tr')
    // 親のtrが既にselectedを持っていたら(ハイライト状態なら)
    if currentTr.hasClass('selected')
        // selectedを削除してハイライトを解除する。
        currentTr.removeClass('selected')
    else
        // ハイライト用

今回はボタンにselect-rowをつけ、それをクリックすることでハイライトを切り替えます。

なのでスタイルを行全体につけるため、

クリックした時にまずはボタンの親要素であるtrを取得します。


次に、取得したtrが既にselectedを持っていたら、

そのクラスを削除します。

これでハイライトを解除します。


ハイライトON

最後にハイライトをONにする部分です。

else以降を書きます。

 .
 .
 .
 else
  // 一度全trのselectedを削除する。
  $('tbody > tr').removeClass('selected')
  // currentTrにだけselectedを追加。(ハイライト)
    currentTr.addClass('selected')

currentTrへのselected追加だけだと、

どこかをハイライトした状態で別の行のボタンをクリックすると、

そちらの行と前にクリックした行の両方がハイライトしてしまいます。

そのため、一度全部のtrからselectedを削除します。


改めて対象の行にselectedを追加。

これでその行だけをハイライトすることができます。


まとめ

今まで人の書いたものを真似するだけでしたが、

今回が初めて自分で考えて作る作業となりました。

最初は「全部のtrからクラスを削除する」ことをしなかったために、

クリックした行全てがハイライトされてしまったり、

$('tbody > tr')セレクターの取り方をせず、

tbody配下のtrを一つずすeachで回してselectedを調べて...」

なんてjQueryの意味がない!なんてことやってました。

結局上司の助言をいただいて完成した形になりましたが、

良い勉強になりました。

今年はjQueryもいっぱい勉強することになりそうです。

皆さま、本年もどうぞご教授のほど、宜しくお願い致します。